participle 名詞 pars, part- 表1> capere 表5>3
=========* 註 *=========
ラテン語 participium は文法用語で、「分詞」を意味する。「分詞」とは、部分 (pars ) 的に、形容詞あるいは名詞の機能を持っている (capere ) 動詞のことである。逆に、本来の動詞の機能を「分け持っている」形容詞、あるいは名詞ともいえる。

付記すると、ラテン語の participium は、ギリシャ語 metokhē (分け持つこと、分詞)を翻訳したものである。ヘレニズム時代の学者 たちは熱心にギリシャ古典を研究し、ギリシャ語の文法を集大成したが、これがラテン語にも踏襲された。ギリシャ語の 文法用語がラテン語に翻訳されて取り入れられ、ラテン語の文法が整えられたのである。