primate 名詞 primus12
=========* 註 *=========
primate 「霊長目」は、ラテン語形容詞 primas 「最上位の」を名詞として使ったもので、スウェーデンの 植物学者リンネ Linnaeus (1707-1778) の命名である。哺乳類のうち、最も大脳の発達した動物である人間、類人猿、猿などを「最上位」と分類したのである。 なお、中世キリスト教世界の共通語である中世ラテン語では、 primate は「首座大司教」を指すのに用いられた。 のちに、英国国教会の「主席主教」にもこの語が適用され、例えば、 the Primate of All England (全英主席主教)は、英国教総本山カンタベリー大主教の称号である。